ワタル「はあ……今日も雨かあ……今月作業できた日、結構少ないんだよなあ……」
キョウコ「今年は雨が多いって言うし、仕方ないわよ」
ワタル「とりあえずリョウタを幼稚園に送ってくるわ! ずっと家にいてもしょうがねえしな。リョウタ、行くぞ!」
リョウタ「うん!」
リョウタ「パパ、今日も肩車して行ってくれる!?」
キョウコ「こらリョウタ。今日は雨なのよ? パパに無理させないの」
ワタル「うーん、リョウタが傘さしてくれるならいいぞ~! ほれ!」
リョウタ「わあい、わあい!」
ワタル「……さすがに雨の中の肩車は濡れるなあ」
キョウコ「はい、タオル。もう、無茶するんだから……」
ワタル「このくらいしないとむしゃくしゃするんだよ……身体は元気なのに仕事がなくて、金も安定しないなんて……」
キョウコ「そうね……やっぱり私、パート始めようか?」
ワタル「いや、リョウタが小学校に入るまでは俺がお前たちを食わせていく」
キョウコ「そう言ってくれるのは嬉しいけど……」
ワタル「月給制で仕事も安定している職場があれば俺にぴったりなんだけどなあ」
ワタル「解体の仕事自体は身体も鍛えられるし、すげえ気に入ってるんだよ」
ワタル「もう今の会社にも10年以上いるし、心機一転、環境を変えるのもアリかなあ」
キョウコ「そうね……試しに探してみたらいいんじゃない?」
ワタル「うーん、そんなに都合のいい職場があるかな……んん!?」
キョウコ「あったの!?」
ワタル「ほらここ、株式会社セイブ工営……」
キョウコ「月給制も選択可能……しかも福利厚生がとても充実してるじゃない!」
ワタル「だんだん気になってきたな……面接だけでも行ってみるか!」
キョウコ「あなた、行ってらっしゃい!」
ワタル「うん、行ってくる!」
佐田さん「初めまして! 株式会社セイブ工営代表の佐田です! 今日はよろしくお願いします!」
ワタル「こちらこそ、本日はよろしくお願いします!」
佐田さん「現在も解体をお仕事としてやっていらっしゃるんですね」
ワタル「はい。身体を使った仕事が合っているみたいで、すごく楽しいんですけど……」
ワタル「雨で現場が飛んでしまうこともあると、収入が安定しないんです。もっと働いて技術も磨きたいのに……」
佐田さん「なるほど……この仕事が大好きなのに、不安に感じる生活や将来で悩むのは嫌ですよね……」
ワタル「はい……」
佐田さん「それならうちはぴったりだと思います! 収入面は月給制か日給制か選択できますし、お仕事も豊富なのでその熱いやる気を思い切り活かせる環境がありますから!」
ワタル「仕事も安定しているなら安心して働けますね!」
佐田さん「はい! さらにゼネコンとの取引もありますから、スキルアップも出来ますよ! しかも頑張った分はお給料に反映させているので、高収入を目指すことも可能です!」
ワタル「頑張りがちゃんと返ってくるのは嬉しいですね!」
佐田さん「他にも有給取得制度や家賃補助などの福利厚生が豊富なので、とても働きやすいと社員からも評判なんです!」
ワタル「うわあ……あの、俺、すごくここで働きたくなってきました!」
佐田さん「本日はありがとうございました! またご連絡いたしますね!」
ワタル「はい! 是非、よろしくお願いします!」
ワタル「おつかれさまです!」
上司「頑張ってるねえ~! はい、コーヒー」
ワタル「ありがとうございます!!」
ワタル「ただいま~!」
キョウコ「おかえりなさい! お疲れさま」
リョウタ「パパおかえり~!」
リョウタ「ねえねえパパ! 今週末お遊戯会があるんだけど、来れる……?」
キョウコ「リョウタ、今回の劇で主役を任されたそうなのよ!」
ワタル「おお~、すごいなリョウタ!」
キョウコ「でも……たまたま雨が降ってでもくれなきゃ無理よね……」
ワタル「ふっふっふ……俺は今までの俺とはちょっと違うんだぜ?」
ワタル「今の俺には有給があるんだ!リョウタの頑張る姿はちゃーんと見に行くぞ!」
キョウコ「あなた……!」
リョウタ「やったあ! パパかっこいい~!」
ワタル「株式会社セイブ工営ではともに高め合える仲間を募集しています!」
佐田さん「あなたの経験を活かして、公私ともにレベルアップした自分を手に入れましょう! 皆様からのご応募、お待ちしております!」